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京都の児童事件から考える、共同親権時代に必要な「子どもの実態把握」とは?当探偵社ができること6選

最近、京都で起きた児童行方不明事件が大きく報道され、家庭内での子どもの安全について改めて考えるきっかけとなっています。

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家庭の中で起きていることは外から見えにくく「まさかそんな状況になっているとは思わなかった」というケースは決して珍しいものではありません。特に離婚後、親権を持つ側の親が新しいパートナーと同居が始まると、子どもを取り巻く環境が大きく変化することがあります。

こうした中で注目されているのが「共同親権」という制度の変化です。

法務省:民法等の一部を改正する法律(父母の離婚後等の子の養育に関する見直し)について〔令和8年4月1日施行〕 

これまで日本では、離婚後は父母のどちらか一方が親権を持つ「単独親権」が原則でした。しかし民法改正により、今後は離婚後も父母が共同で親権を持つ「共同親権」を選択できるようになります。

共同親権とは、子どもの進学や医療など重要な決定を両親で行い、養育にも継続的に関わる仕組みです。一方で、日常生活については同居している親が判断することや、虐待や放置がある場合には単独親権が選ばれるなど、現実的な運用も想定されています。

つまり、両親で関わることを前提としながらも、子どもの安全が確保されない場合には見直しが行われる制度といえます。共同親権が始まった後であっても、適切な育児が行われていないと判断された場合には、監護者の変更が認められる可能性があります。子どもが継続的に一人にされている場合や、生活環境が著しく不安定な場合、同居人の影響で安全が脅かされているような状況が確認されれば、もう一方の親が子どもを引き取る方向で判断されることもあります。これは共同親権であっても変わらず、あくまで基準はどちらの環境が子どもにとって適切かどうかがポイントになります。一見すると安心できる制度にも思えますが、実際の相談では「相手側の生活状況が分からない」「子どもがどのような環境にいるのか見えない」といった不安の声も多く聞かれます。

今回は、そうしたときに知っておくと安心できる、親権がない側の相談者さまからご依頼があった場合、探偵社ができることについて整理してご紹介します。

1、監護状況の確認

離婚後、親権を持たない側は、持つ側の生活状況が見えにくくなります。

  • 子どもが一人で過ごしている時間はどのくらいか
  • 親がきちんと在宅しているのか
  • 日常的な生活が維持されているのか

こうした部分は、当事者だけでは把握が難しいこともあります。探偵社では、相手側の生活の動きをもとに、実際の監護状況を客観的に整理していきます。

2、不在や放置の実態把握

「外にいる」「一人でいる」といった子どもからの連絡があっても、それが一時的なものなのか、継続的なものなのかは判断が難しいものです。

  • 不在の時間帯
  • 頻度
  • 生活リズム

これらを記録として残し、状況を見える形にしていきます。それによって、感覚ではなく事実として判断できる材料がそろいます。

3、同居人(交際相手)の実態確認

離婚後に新しいパートナーと同居している場合、その人物の存在が子どもに与える影響は小さくありません。

  • どのような生活をしているのか
  • 子どもとの日常的な関わり方
  • 問題となる行動はないか

こうした点を整理し、必要に応じて状況を把握していきます。見えない部分が見えてくることで、不安の正体が明確になることもあります。

4、裁判に向けた状況整理

親権や監護権の見直しを検討する場合、「どのような生活環境にあるのか」が重要になります。

  • 継続的な記録
  • 客観的な資料

これらを整理することで、家庭裁判所での判断材料として活用されることがあります。特に、監護者の変更を検討する場合には、継続性のある客観的証拠が重要になります。

5、子どもの安全を守るための早期把握

大きな問題は、突然起きるのではなく、小さな違和感の積み重ねから発展することが多いものです。

  • 生活の乱れ
  • 放置の兆候
  • 人間関係の変化

こうしたサインを早い段階で把握することで、深刻な状況を未然に防げる可能性があります。探偵社の調査は、その「気づき」を具体的な形にする手段の一つです。

6、離婚前の事前アドバイスと事前対策

当社では、調査だけでなく、離婚前の事前の備えも重視し、各家庭の状況に合わせてお子さんを守るためのアドバイスも行っています。離婚時に親権が相手側になる場合、面会交流の条件を適切に取り決めておくことが重要です。短時間の面会では子どもの実態が見えにくいため、可能であれば、宿泊を伴う長時間の面会を取り入れることで、生活状況や子どもの本音・気持ち・あざなどがないかどうか・やせ細っていないかどうか等、身体の異変に気づきやすくなり、虐待やネグレクトの早期発見につながります。また、親権を持たない親側の祖父母から、孫の生活状況確認のご相談や、適切に養育費が使われているかどうか(子どもとは全く関係ないものに養育費が使われていないかどうか等)に関する調査依頼もあります。いずれにせよ、子どもの異変にすぐ気づける環境を整えることが、安全を守る大きな支えとなります。

—まとめ—

共同親権という新しい制度が始まろうとしている中でも、変わらないものがあります。それは、子どもの安全と利益が最優先であるという考え方です。制度が変わることで関わり方は広がりますが、その分、見えにくい不安も増える可能性があります。そして、適切な養育が行われていない状況が確認された場合には、もう一方の親が子どもを引き取るという選択も現実的にあり得ます。そのためにも、違和感をそのままにせず、事実として整理していくことが重要です。

探偵社は、当事者同士では見えにくい部分を客観的に把握し、状況を整理する役割を担っていると思います。少しでも気になることがある場合は、早めに状況を知っておくことが安心へとつながります。当社では、こうした家庭環境の調査にも対応しております。関係性や時系列など、ご相談者さまの状況を丁寧に整理しながら、無理のない形でご提案いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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